東京都立大学
気候システム研究グループ
Climate System Research Group
Tokyo Metropolitan University
研究分野:

気候学、気候システム学、気象学、地理学、データサイエンス

研究テーマ: 

地球表層の水・エネルギー循環、アジアモンスーン、台風、大気陸面相互作用、気候シミュレーション、異常気象、気候変動

キーワード: 

降水、雲、豪雨、豪雪、洪水、干ばつ、大規模シミュレーション、ビッグデータ

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ニュース

 

2022.7.26

ハンドブックのチャプターのdoiが出ていました。

Takahashi, H.G., Kiguchi, M., Sugimoto, S. (2022). Floods and Droughts in Asia, Europe, and America. In: Akimoto, H., Tanimoto, H. (eds) Handbook of Air Quality and Climate Change. Springer, Singapore. [Web Page]


2022.6.23

論文発表

Gupta, A., & Takahashi, H. G. (2022). Long-term changes in spatially coherent extreme precipitation systems over Central India. Atmospheric Science Letters, e1118. https://doi.org/10.1002/asl.1118 [Web Page

インドにおける降水システムについての研究です。強い降水について、その空間構造を調べて、長期的な変化を調べました。近年は温暖化で強雨が増える一方で、平均雨量が減っているインドですが、強く空間スケールの大きい降水システムが、より大きくなっている傾向が見られます。強い空間スケールの大きい降水システムの発生頻度はそれほど変わっていません。 


2022.6.1

日本地球惑星科学連合2022年大会での発表 [大会HP]

 

神澤 望・高橋 洋: Future changes in the Asian summer monsoon precipitation projected by CMIP6 models

 

高橋 洋・杉本志織・佐藤友徳: Isolated impact of land-surface condition over the Tibetan Plateau in late pring on the Asian monsoon circulation in early summer from a large-ensemble dataset

 

杉本志織・Xue Yongkang・佐藤友徳・高橋 洋: Influence of the cumulus parameterization scheme on June precipitation over the land in East Asia

 

北林 翔・高橋 洋: Fast and Slow Responses of Surface Air Temperature to the Increasing Anthropogenic Aerosols in the Asia Monsoon Region

 

高橋 洋: Impact of sea surface temperature near Japan on the extra-tropical cyclone induced snowfall events in Tokyo during Kuroshio large meandering


2022.5.2

英語の本のチャプターが受理されました。

Floods and droughts in Asia, Europe, and America, in Handbook of Air Quality and Climate Change (will be published in 2023?).

気候変動により頻発する洪水・干ばつなどについて、ハンドブックのテーマを交えた珍しい(?)流れで、書きました。

出版されましたら、またお知らせします。


2022.4.1

参加しているプロジェクトで、一般向けパンフレット「暑いだけじゃない地球温暖化4」が制作されました。

豊富な図やイラストで、気候変動についてわかりやすく説明されています。

こちらから[pdf]がダウンロードできます。


2021.12.13

論文発表 [Twitter]

Hoshi, R., & Takahashi, H. G. (2021). Role of oceanic memory effects in the Barents Sea in the seasonal linkage between the winter and summer Arctic Oscillation. Journal of Geophysical Research: Atmospheres, 126, e2021JD034799. [Web Page]

ジェット気流と関係が深い北極振動(AO)についての研究です。日本の冬季はもちろん、夏季の異常気象にも影響及ぼす北極振動について、1990年代以前と最近とでは、北極振動の季節的なリンクが大きく変わっており、その原因の一つを明らかにしました。それには、近年、バレンツ海の海氷が大きく減少し、冬季の北極振動のメモリを夏まで残せなくなってきたことに関連しています。

この論文は、数年前の修論生が継続的に研究を続け、論文出版まで至ったものです。修論生の研究が、アメリカ地球物理学連合の学術誌に受理され大変うれしいです。


2021.10.14

気候変動で重要なIPCC-AR6に以下の5つの論文が引用されました。貢献できたことをうれしく思います。

・Takahashi, H. G., and J. Polcher, (2019)

・Takahashi, H.G., Watanabe, S., Nakata, M., and Takemura, T. (2018)

・Takahashi, H.G., (2018)

・Takahashi, H.G., H. Fujinami, T. Yasunari, J. Matsumoto, and S. Baimoung, (2015)

・Kodama, C., et al., (2015)


2021.8.3

JAXAのHPに論文解説を掲載していただきました。

長期衛星降水観測から明らかになった最近10年間の梅雨前線帯の降水の活発化(論文解説)

[Web Page]


2021.7.18

アウトリーチ

最近10年間の梅雨前線に関する論文 (Takahashi and Fujinami 2021)について、英語の一般向けの記事が掲載されました。

New long-term satellite analysis shows "plum" rainy season wetter now than ever beforeMeiyu-Baiu fronts in the most recent decade the wettest on record

[Web Page]


2021.7.16

アウトリーチ

最近10年間の梅雨前線に関する論文 (Takahashi and Fujinami 2021)について受けた取材が、朝日新聞デジタルに掲載されました。

[Web Page]


2021.7.10

アウトリーチ

最近10年間の梅雨前線に関する論文 (Takahashi and Fujinami 2021)について受けた取材が、毎日新聞オンラインに掲載されました。

[Web Page]


2021.7.7

研究発表 [プレスリリース]

最近10年間の梅雨前線帯の降水活発化 ~令和27月豪雨との関連~ 

Takahashi, H.G. and Fujinami, H., 2021: Recent decadal enhancement of Meiyu–Baiu heavy rainfall over East Asia. Sci. Rep., 11, 13665, doi:10.1038/s41598-021-93006-0. [Web Page]

日本を含む東アジアに自然災害を引き起こす梅雨前線の降水活動が、最近10年間は非常に活発であることを、長期間の人工衛星観測により明らかにしました。これは、2020年に九州地方に甚大な被害をもたらした令和2年7月豪雨にも密接に関連しています。この結果は、降雨レーダを搭載したTRMMおよびGPMという降雨観測衛星の長期間観測データにより明らかになりました。


 

当グループについて

この研究グループでは、地球規模・領域規模の水循環(蒸発ー水蒸気輸送ー降水の流れ)、アジアモンスーン地域の雨や雲の気候変動(洪水/干ばつ)、地表面状態による降水特性への変化(大気陸面相互作用)、地表面改変による地域気候への影響などを対象として気象・気候現象や気候変動の研究しています。

気象や気候現象を調べるために、地上観測データ(日本ならアメダスなど)、衛星リモートセンシングによる地球観測データ(TRMM/GPMなど)、再解析データ(JRA55など)、気象・気候モデルによるシミュレーションなどを用いて研究しています。

日本では、日本海側の雪、関東の気温・豪雨、アジアモンスーン域では、タイの洪水などの東南アジア、南アジアの雨や熱帯低気圧(台風など)を対象に研究しています。アジアモンスーン地域では、エアロゾルなどの大気汚染物質と雲・雨との関わりなども研究対象です。アジアモンスーンの 降水変動は、日本の気候にも影響することが知られているため、重要な研究対象です。

大学で、気象学・気候学を学びたい高校生のみなさんへ

関東地方の大学で気象学・気候学を学ぶのであれば、東京都立大学の地理環境学科が一つの選択肢です。「地理」は、文系のイメージですが、地理環境学科は、理系の教員が多いです。ただし、文系や理系にとらわれずに、それぞれの現象に対して、様々なアプローチで研究をしています。地理環境学科全体については、こちらのHPをご確認ください。

その中で、気象学・気候学・地球環境学も学べます。地球規模気候変動から都市の気候まで幅広く研究できます。気象学・気候学を選択する学生は理系の学生が多いですが、文系の学生もいます。

入試は、「地理」や「地学」以外の「物理」と「化学」などでも受験できます。詳しくは、入試情報を必ずご確認ください。

大学院で、気象学・気候学を学びたい学部生のみなさんへ

東京都立大学では、気象学・気候学の大学院生を募集しています。学部での専門が異なる方もご検討ください。これまでにも、他大学から進学した学生がたくさんいます。毎年5月を目処に研究室訪問をお願いします(オンラインでの相談もできますので、まずは、お気軽にご連絡ください)。 具体的な研究内容は、本HPなどを参考にしてください。

連絡先

東京都立大学 都市環境科学研究科 地理環境学域
高橋 洋
E-mail: hiroshi3~at~tmu.ac.jp

アクセス

〒192-0397
東京都八王子市南大沢1-1

東京都立大学 プロジェクト研究棟303室
 

 
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